assert式の概要
assert式は、F#の式のテストに使用できるデバッグ機能です。デバッグモードでassert式にfalseが渡されると、assert式はシステムエラーダイアログを表示します。
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// [ 構文 ]
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assert condition
[condition] には、テスト対象の論理式を入力します。論理式が【true】と評価された場合、何の影響も受けずにプログラムは動作し続けます。論理式が【false】と評価された場合には、システムエラーダイアログを表示します。エラーダイアログには、Assertion Failed という文字列を含むキャプションが表示されます。また、ダイアログにはエラーが発生した場所を示すスタックトレースの情報が含まれています。
assert式でのチェックは、デバッグモードでコンパイルした場合にのみ有効になります。つまり、DEBUG定数が定義されている場合です。そのため、Release構成の場合には、(自分でDEBUG定数を定義しない限り)assert式での値チェックは実行されません。
また、F#の例外処理を使用してassert式のエラーを検出することはできないので注意しましょう。
サンプルでみるassert式
以下はassert式の簡単な利用方法を示しています。