リストパターンでは、listをいくつかの要素に分解することができます。リストパターン自体は、特定の数の要素を含むリストとだけ一致します。
　配列パターンはリストパターンと非常に似ており、特定の長さの配列を分解するために使用できます。配列版のリストパターンと言っても過言ではありません。
　次節以降で、各パターンの利用例を紹介していきます。

　以下は簡単なリストパターンのサンプルです。


　サンプルではワイルドカードパターンと組み合わせて値を破棄していますが、バインディングすることで右辺で値を利用することも可能です。
　また、空のリストとパターンマッチするには [] を利用することでマッチングさせることが可能です。

　以下は簡単な配列パターンのサンプルです。


　サンプルを見ていただくとわかるとおり、ほとんどリストパターンと同様の記述方法です。入力値がリストから配列に変わったでしかありません。
　パターンマッチとしては、リストパターンと配列パターンという2種類の名前ですが、ほぼ同一のものとして覚えてしまいましょう。