ワイルドカードパターンの概要
ワイルドカードパターンは、アンダースコア( _ )文字で表され、変数パターンと同じように任意の入力値と一致します。ただし変数パターンとは違い、入力値は変数に代入されずに破棄されます。ワイルドカードパターンは、-> シンボルの右側の式に不要な値のプレースホルダーとして他のパターン内でよく使用されます。特にワイルドカードパターンは、パターンリストの末尾で、すべてのパターンと一致しないパターンと一致させるためにも頻繁に使用されます。
サンプルでみるワイルドカードパターン
以下の例は、定数パターン内のワイルドカードパターンを示しています。
サンプルでは 1 / 2 / 3 に関しては定数パターンとしてマッチングしますが、それ以外の数値に関してはすべてワイルドカードパターンに一致します。
このように明示的に分岐させたい値とそれ以外での処理を分離させたい時にワイルドカードパターンは便利です。