モジュールとは
モジュールとは、値や関数、または型やサブモジュールの定義を集めたものです。モジュールの定義には module キーワードを使用します。
今回は名前空間でも使用した Calcモジュール を例にみていきます。
// 計算する機能を集めたモジュールを宣言
module Calc
// 足し算
let plus x y = x + y
// 引き算
let sub x y = x - y
// 掛け算
let mul x y = x * y
// 割り算
let div x y = x / y
また、名前空間とは違い、モジュールには値を含めることもできます。
// 数学関係の機能を集めたモジュールを宣言
module Math
// 円周率を定義
let PI = 3.14159265359
複数のモジュールを単一のファイルに宣言する場合、モジュール名の後ろに =(イコール) が必要なので、忘れないようにしましょう。
// 計算する機能を集めたモジュールを宣言
module Calc =
// 足し算
let plus x y = x + y
// 引き算
let sub x y = x - y
// 掛け算
let mul x y = x * y
// 割り算
let div x y = x / y
// 数学関係の機能を集めたモジュールを宣言
module Math =
// 円周率を定義
let PI = 3.14159265359
逆に単一のモジュールを単一のファイルに宣言する場合、モジュール名の後ろに =(イコール) を記述するとエラー となるので注意しましょう。
// 単一のモジュールしか宣言しない場合 = をつけるとエラーになります
module Math =
// 円周率を定義
let PI = 3.14159265359
モジュールは機能をまとめるためにあります。大きいプログラムを作成する際には、機能ごとにモジュールを分割することが必須となりますので、論理的に機能を分割できるようになりましょう。